プロローグ アイツとオレの初めての出会い。

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「ふん。なんだ?アイツは。」 走り屋がなんだか知らねぇが、所詮俺のXJRに勝てる奴ぁいねんだよ。 「気に食わねぇ。その内ボコってやる。」 その日の帰り道、俺と同じ制服を完全に着くずした3人が帰宅路を塞いできやがった。 「おいゴラァ!!!あんま調子のってっとそのすかした面に食らわすぞ!!!」 「大方、一匹狼ぶって本当は寂しいんじゃねぇ~の?」 「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」 若干一名、コジ〇リオネットみたく笑いのツボが少し(いやかなり)おかしい奴がいたが、とにかくつるんでないと強がれない連中だという事がわかった。 ところでコ〇マリオネットってなんだ? 「どけ。今虫の居所がわりぃんだ。」 「な、なにぃぃぃぃ!!?」 「ふざけんじゃねぇぞ~?」 「ふひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!?」 てめぇ笑い声で会話すんなボケェ。 威勢の良い奴がつっかかってきた。 胸ぐらを掴もうとした所を軽く振り払い、がら空きになった顔面に軽く一発入れた。 「ぐぁ、があああ!」 顔面にストレートをいれられた不良Aは仰向けに倒れた。 おいおいおいおい。少々大袈裟じゃないかね?(中尾彬風に)
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