プロローグ アイツとオレの初めての出会い。

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「びゃっ!!?」 「そろそろ寝てもらおーか。」 ボクッ!! 先程と同じく鳩尾に正拳突き。 ぴくりとも動かなくなった 「マジたりぃな……。こいつら。」 だけどなんか引っ掛かるな~。 あ、そーだ。丁度いいや。こいつらなら銀崎とかいう奴の事、知ってっかも。 という訳で折角寝てもらった所申し訳ないが、もっかい起きてもらおう。 と、さっき落とした笑い男をうつ伏せに寝かせ、その上に座りこみ笑い男の脇に一発入れた。 「びゃびゃ!?」 「てんめー何時までそのキャラ引きずるつもりだゴルァ!!」 「ひっ!!!?」 余程びびってるらしい。そりゃそーだろ。気絶したかと思いきや、いきなり起こされて喝いれられりゃな。だがいつまでも読者受けしないキャラを貫こうとしたてめーがワリィんだ。 「おいコラ。銀崎について知ってる事あれば全部話せや。」 「ひっ!?そ、そこまでは知らないんだけど……」 まぁ、取り敢えず以下の事がわかった。 ・ケンカ不敗伝説の持ち主。 ・バイクの免許を所持していて最近限定解除したらしい。 ・授業中は確実に寝てる(枕とアイマスク持参)が、成績は優秀で一学期の期末に10番内に入った・常に冷静で感極まった事がない。 ・佐藤とは幼なじみで親友を越え最早相棒と化している。 完璧人間じゃねーか。ますます気に食わねぇ。
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