宛先のない手紙

届いた手紙

朝起きると、いつもと変わらぬ清潔な白い天井があった。

「おはよう。優雫ちゃん。今日の調子はどう？」

「えｯ…う、うん。良いよ」

私が起きたのに気が付いた明日香さんがちょうど診察に来たのか私に笑顔を向けた。

私も笑って返そうと思ったけど…多分引きつった笑いになったと思う。

さっき見た夢が…悲しかったから……。

「あれ…？」