嘘を書いてた手紙

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        次の日の朝、外が少し暗いと思ったら、今日は曇りだった。 窓一杯にドンヨリとした灰色の雲が広がっていた。 こんな日は少し気分も沈み気味になるから嫌なんだけどな…。 「ねぇ…」 「えッ…?」 私が外に気をとられている間に、後ろから小さな声で声をかけられた。 「ねぇ、お姉ちゃんがゆうなって人?」 振り返るとそこには小さな女の子が首をかしげながら私に聞いてきた。          
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