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紙飛行機を拾って落空さんとの文通を始めてから約二ヶ月が過ぎた。
この二ヶ月の間、手紙は毎日の様に交された。
相変わらず宛先のない手紙は私が寝ている間か部屋にいない間になくなり、次の日にテーブルにあるか、知らない人が届けてくれてるの。
この手紙のことは明日香さんだけには話ていて、このことは私と明日香さんダケが知っている小さな秘密。
「おねーちゃん」
そして私に小さな声で話し掛けてきたこの小さな女の子は、時々落空さんの手紙を持ってきてくれる子で、私が手紙を受け取ると、すぐに走りさっていく。
…恥ずかしがりやさんなのかな?
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