業界の説明④縫製工場

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業界の説明④縫製工場

縫製工場(こうじょう)とはあまり呼びません。 縫製工場(こうば)と呼びます。 アパレルメーカーのデザイナーがデザインした服に対して、パタンナーが設計図を作る。 その設計図に基づいて、縫製工場が生地を縫います。 展示会をやるアパレルの分なら、展示会用の見本を縫う。そして量産が来れば、もちろん縫う。 その過程で、アパレル側からの要望があれば、修正を加えていきます。 展示会の日程も、実際に服が店頭に並ぶ日程も決まっています。 そして、生地がなければ縫えません。 生地の投入が縫製工場に遅れる程、納期が厳しいくなる。 結果、休み返上や深夜までの仕事が増える。 加工賃の安い、中国などの海外縫製も増えています。 僕の立場からすれば、アパレルメーカーを介してしか知らない業界。 それでも、生地屋からすれば、やっぱり安心して縫製をお任せできるのは、海外より国内の縫製工場。 腕も良いしね。 かなり切羽したアパレル業界の中でも、より深刻な立場の一つである事に間違いない。
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