エピソード2

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社長室 俺の目の前にはそんなプレートがあった 俺、成瀬川晃(ナルセガワアキラ)は社内恋愛が発展して、ついにゴールイン。これから社長にその報告だ なぜかは知らないが社訓として、『社内恋愛から発展して結婚するときは社長に報告しろ』と言うのがある。うわさでは昔社長が気に入っていた女性社員がいつの間にか他の社員と結婚してたからだとか ともかく、俺もそれに習って社長に報告だ 社長室のドアをノックしようとした瞬間 「あれ、晃じゃん」 同期の風間正一(カザマショウイチ)が話し掛けてきた 「何してんの?」 「ん、いや、実はさ、俺と美里、結婚するんだよね」 頬をかきながら言った 「マジで!?おめでとう!それで報告って訳か」 「まぁ、そんなとこ」 「じゃあ、さ、一緒に言いにいかねぇ?」 「え、一緒に言いにいかねぇって、まさかお前もか!?」 「優子ちゃんとな」 「おめでとう! じゃあ、一緒にいくか」 「おう」 今度こそ、ノックした 「どうぞ」 「失礼します」 社長は俺達を見た 「成瀬川と風間か、どうした?」 「社長にご報告があって来ました」 「報告?」 俺達は目で合図して 「「僕達、結婚します!」」 「あぁそうか、お前達が結婚 って、結婚!?お前達が!?」 「はい」 「そうですが」 「はいってお前達ご両親は納得してるのか?」 「もう、お互いの親も承認済みですが」 「そ、そうか」
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