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ある世界に、とある花がある
今回はその、花の話
私は、父が嫌いだ
しかし、母はいない。5年前、病気で死んだ
そんなとき父は、地質学者の父は、仕事に行っていた
弱ってる母を置いて
私はそんな父が嫌いだ
なぜ、母はこんな男と結婚したのだろう
解らない
しかし、一つだけ、父と共感できる場所もある
家から少し離れた場所にある少し小高い丘の上。そこにある花畑。色とりどりの花があるそこが、私のお気に入りの場所だった。ここを発見したのは、父だ
ある日の夕飯の時
父はしきりにカレンダーを気にしていた
とある日が来るのを待ち望んでるように
そして私はいつも思っていた事を今日、なぜか聞いてみようと思った
「ねぇ、お父さん」
「どうした、フレストア?」
「何でお母さんを見捨てて仕事に行っちゃったの?」
父は動きを止めた
「それは...いや、隠していてもいつかは解ることか
フレストア、3日待ってくれ。3日後、必ず話す」
まっすぐ、私の目を見て言っていた
「解った」
「ありがとうフレストア」
何も言わずうなずいて私は思った
何で3日後何だろう?
そして、3日が過ぎた
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