エピソード3

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ある世界に、とある花がある 今回はその、花の話 私は、父が嫌いだ しかし、母はいない。5年前、病気で死んだ そんなとき父は、地質学者の父は、仕事に行っていた 弱ってる母を置いて 私はそんな父が嫌いだ なぜ、母はこんな男と結婚したのだろう 解らない しかし、一つだけ、父と共感できる場所もある 家から少し離れた場所にある少し小高い丘の上。そこにある花畑。色とりどりの花があるそこが、私のお気に入りの場所だった。ここを発見したのは、父だ ある日の夕飯の時 父はしきりにカレンダーを気にしていた とある日が来るのを待ち望んでるように そして私はいつも思っていた事を今日、なぜか聞いてみようと思った 「ねぇ、お父さん」 「どうした、フレストア?」 「何でお母さんを見捨てて仕事に行っちゃったの?」 父は動きを止めた 「それは...いや、隠していてもいつかは解ることか フレストア、3日待ってくれ。3日後、必ず話す」 まっすぐ、私の目を見て言っていた 「解った」 「ありがとうフレストア」 何も言わずうなずいて私は思った 何で3日後何だろう? そして、3日が過ぎた
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