プロの最後

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「ブレッド、遂に俺達コンビも終わりだな」 「まったくだぜスノーボール」  真っ白な部屋の中、デジタル時計付きの箱を見つめながら二人は壁にもたれて座り込んでいる。 「これはどうみても時限爆弾だよな」  口髭を撫でながらブレッドが言った。 「ああ。間違いなさそうだ」  坊主頭を撫でながら、スノーボールが答えた。  何やらカラフルな配線がみっしりと詰まった透明のプラスチックの箱には、デジタル時計が付いていて、あと四十分のカウントダウンをきっちりと規則的に刻んでいた。 「なあスノーボール?殺し屋学校の授業で爆弾処理があっただろ。どうだバラせないか?」 「お前だってその学校を卒業してる事を忘れたか?お前が知らなきゃ俺も知らねえよ」 「だろうな。こんだけ配線があったんじゃ全く手が付けれねえ。わざわざ無意味な圧着だの、ターミナルで渡り線だのしてやがる。」 「多分、直接ダイナマイトに行ってる五本の内のどれかだが、下手に切ったら即ボカンだな」 「多分な。実は電池とタミーナルを繋ぐ七本に行ってる方が本物かもしれんな」
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