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「ブレッド。俺達は死ぬだろうけど、下手に触るより応援を待つ方がセオリー通りだよ」
「まあな。仲間の誰かがあのドアを開けてくれる確率に期待する他ない」
ドアは、ブレッドとスノーボールが部屋に入った入口のドアで、内側からは開けれないようになっていた。
「見ろよスノーボール。カメラが付いてるぜ?どうやら変態が俺達の爆死シーンを楽しみに待ってるようだな」
「ああ。そのようだな」
スノーボールはカメラに向かって笑顔で手を振った。
「そういえば、組み始めの頃に二人で変態のジクソンっていうプロを始末した事があったな?」
ブレッドは走馬灯を見つめているような、茫然とした目をしながら喋りだした。
「あれはラッキーだったな。ジクソンは丁度仕事中で、今みたいにターゲットの数人を一つの建物に閉じ込め、精神的に追い込んでいって殺し合いをさせてる最中だった」
「ああ、正に変態だ。またジクソンの奴は追い込むのがうまかったよな?あいつのテリトリーでやり合わなくて本当にラッキーだったぜ」
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