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夕方までカフェで時間を潰した私は、家へ帰った。
そして鳴らないケータイを
何度も、
何度も、
確認した。
8時になっても、
10時になっても、
ケータイは鳴らない。
そして、時計の針は12時を回った。
私はケータイを握りしめて、
いつしか眠ってしまった。
夢の中で先生が私を呼んでいる。
「モモ…」
「モモ…」
その声が段々大きくなって、
目が覚めると、ケータイが鳴っていた。
時計は、朝の6時を指している。
電話の相手は…
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ジョウシマ リョウタ
090XXXXXXXX
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待ちに待ったリョウタンからの電話だった。
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