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そしていつしか眠りについてしまった私は夢を見た。
―ある冬の日―
人々が行き交う街の中で、私は誰かを待っていた。
何度となく腕時計を見ては周りを見渡す。
待っても待っても待ち合わせた誰かは来ない。
もうすぐ日も沈む。
“きっと来ないんだ…”
もう諦めようとしたその時、
携帯のバイブが震えた。
ブー
ブー
ブー
いそいで携帯に出ようとした時、
私はハッとして目覚めた。
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