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辺りを見渡すと、そこには知らない風景が見えた。
“ヤバイ!寝過ごした!”
私は急いで閉まろうとする電車の扉をすり抜けホームへと飛び降りた。
仕方なく反対側のホームへ向かった私は
停車していた電車に急いで乗り込み、来た道を戻った。
滅多に居眠りなんてすることがない私…。
疲れてるんだな…なんて思いながら、時間を調べようと携帯を開いた。
画面には
―不在着信 1件―
の表示。
夢でバイブがなったのはこれのせいか…、
ちょっと寝ぼけてた自分に少し笑いながら
着信履歴を確認した私は驚きを隠せなかった。
――――――――――――――――
着信履歴………………………………
不在3/20 20:36
ジョウシマ リョウタ
…………………………………………
3/18 21:19
カマタ マイ
…………………………………………
3/18 7:19
カイシャ
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そこに残っていたのは、私が待ち焦がれていた
“ジョウシマ リョウタ”
からの不在着信だった。
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