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着替えをすませ加那と家を出た。
すると
『おっ健二!今から出掛けるのか?』
と兄貴の誠一が彼女を連れて帰ってきた。彼女を先に家にあがらせ
『健二 今日 帰ってくるな!どこかに泊まれ。じゃ宜しく!』
というと兄貴はドアを閉めた。
って“帰ってくるな ”ってどういうことだ…俺は課題をやらなきゃなんないんだよ…
そう思っていると
『じゃ加那ん家で課題やればいいじゃん。
うちなら隣だし、ちょこっと帰るくらいなら誠一ニィも怒んないと思うよ。
決まりだね。』
と、ご機嫌口調で加那が言った。
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