9月26日 金曜 曇り時々雨

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「待て…今何時だ?」 確か私は学校に行く途中だった筈。…もしかして…ものっ凄い嫌な予感が… 「あ~、そういえばさっき予鈴が聞こえたなぁ…」 「はぁぁぁっ!?」 それ思いっきり遅刻じゃん! ここからなら一本道だし、走れば5分で着くけど、絶対間に合わねえよ! 「てかお前も予鈴が聞こえたんなら早く言えよ!」 「え?ツクル授業受けんの?」 「受けるに決まってんだろ!私はお前と違って勤勉な学生なんだ!」 「へぇ~……とか言ってるうちに本鈴が…」 「あぁ~~~~!」 一本道の先に立っている我が学び舎から、キンコンカンコンとありきたりな鐘の音が響いてきた。 「くっ!一時間目は大好きな国語なのに!畜生!おいこら!テメェのせい…あ?」 遅刻のそもそもの原因に、文句を言ってやろうと前を向いたら、そこには誰もいなかった… 「しまった!抜け駆けされた!?」 な、なんて素早い奴!さっきの乱闘時の動きといい、…人間じゃないんじゃないか? なんてこと考えてる場合じゃない! 今からダッシュすれば、三十分くらい授業受けられる! 私は急いで駆け出す。目指すは学校!授業もそうだが、今日は私は学校に大事な用があるのだ!あんまりトロトロしてはいられない! あれ?そういえばあいつ、私の名前、途中から普通に呼んでなかったか? なんでだろう? 鳥肌が立つ程不快なんだけど? ……とことん、私とアイツは相性が悪いらしい…
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