現世幻想譚

10/24
前へ
/24ページ
次へ
    <アメノハナ> 雨の花 しとりしとりと舞い落ちる 風に煽られざわりざわりと乱舞する 冷たい雫は花の蜜 大地に潤い時に毒 流れる花弁は柔らか硬く それでも何時かは散り終わり 甘い傷痕残し去り往く
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加