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母は久しぶりの会話だというのに
男の事ばっかり。
『いい男がいたら目星付けといてね!』
「はいはい。」
お父さんがいるのに
娘に自分のためのいい男探し
させるなんて、
なんて母親なのだろう。
「そろそろ寝るからお休み。」
『おやすみー!』
電話を切り、天井に目をやる。
「あ、そういえばカーディガン
返してもらってない…。」
千佳が起きた時にはもう
あの先生はいなくて、
そのまま帰ってきてしまったからだ。
「まぁ、明日学校で
返してもらえばいいやぁ。」
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