398人が本棚に入れています
本棚に追加
千佳は「あ!」と言って、
光輝の所へと駆け寄る。
「お爺ちゃん!
光も一緒に来たんだよ?」
するとお爺ちゃんは一気に顔を
いつものしかめっ面に戻し、
「ご苦労。」とだけ言った。
空気を察したのか、
千佳がすかさず話を切り出す。
「あのさ、この高校の事
まだよく知らないから、
光に案内してもらってきていい?」
千佳がそう切り出すと
「行ってきなさい。」と
お爺ちゃんは笑顔で言った。
「光!行こう?」
千佳は光輝の手を引っ張って
校長室を出た。
最初のコメントを投稿しよう!