第一章~じゃんけんは大体言い出しっぺが負ける~

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キーンコーンカーンコーン ここは私立メタルギア高校 校門を入るとすぐにメタルギアREXとRAYの銅像が目に入る、校舎は5階建てでその最上階の一番端にV組はある、ブイじゃなくてヴィ~と下唇を噛んで発音してほしい、なぜ?その方がかっこいいから。そして今日もこの教室からはあの男の声が響いていた。 リキッド「ハァン!スネーク!ソリダス!今日こそ誰が3人の中で一番強いか決着を着けるぞ!」 ソリダス「いいだろう兄弟、まぁ私が一番優れていると言う事実は変わらないだろうがな、兄弟」 スネーク「もう俺が一番弱いってことでいいから、俺を巻き込まないでくれ」 リキッドとソリダスはやる気満々だがスネークはあまりノリ気じゃない様子。 ソリダス「そういうわけにはいかんぞスネイク、この3人の中で誰が優れているかを正々堂々知らしめなければ、本当に私が一番であることが証明されないじゃないか、スネイク」 スネーク「変な所だけ律儀だな」 リキッド「ハァン!そうと決まったら早速殺るぞ!」 スネーク「待て、俺はやるとは言ってないぞ、それに字が違くないか」 リキッド「ハァン!細かいことを気にしてるようではお前もまだまだだな、察しろこの俺が人の話を聞くと思っているのか!」 スネーク「思ってもいないし、威張ることでもない、むしろ人の話を聞け」 リキッド「ハァン!そういうことは勝負に勝ってから言え」 ソリダス「それで?勝負は何をするんだ兄弟?」 ソリダスが尋ねるとリキッドは掃除用具入れから箒を3本持ってきた。 リキッド「ハァン!この箒を使ってバランス対決だ!ルールは簡単、箒を人差し指のみで持ち、先に床に落とした奴が負けだ、負けた奴はパンツ一丁で『テクマクマヤコン』と叫びながら校内を二人三脚で3周走る」 ソリダス「なるほど、いいだろう兄弟」 スネーク「バツゲーム酷すぎないか?」 リキッド「これ位の方がスリルがあるだろう」 ソリダス「それじゃあ審判を頼むぞジャックゥ」 ジャックゥ「は?そんな落ちたかどうかなんての自分達でわかるだろう、てか名前!?」 ソリダス「第3者が見ることで正々堂々さが増すじゃないかジャックゥ、それに強制だジャックゥ」 ジャックゥ「・・・はぁ、つか名前戻せ」
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