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グラウンドには4m位の高さにカゴを取り付けたお馴染みの棒とその下には無数のお手玉が散らばっている。
メリル「制限時間は1分よ。玉入れのルールは説明しなくていいわね」
リキッド「ハァン!問題ない!」
ソリダス「ふん、そんなこと分かりきっているぞ、メリル」
メリル「なら、1人棒を持つ係を選んでちょうだい。こっちはスネークで」
スネーク「わかった」
リキッド「ハァン!ならこっちはレイブン!お前だ!」
レイブン「任せろ」
ソリダス「こちらはファットマンで行かせてもらおう、兄弟」
ファットマン「メンド・・・」
メリル「それじゃあ各チーム位置について」
メリルの指示で皆位置についた。
メリル「行くわよ・・・」
辺りが鋭い緊張に包まれた。
メリル「よーい、ドン!」
メリルの掛け声で一斉に玉を拾いカゴに投げた。
メリル「せいっ!せいっ!せいっ!」
リキッド「うらぁ!うらぁ!ハァン!」
ソリダス「・・・フッ」
MGS団とREX団が必死に玉を拾いカゴに投げている中ソリダスとゴル彦は涼しい顔をして眺めていた。
リキッド「ハァン!どうしたソリダス!早速戦意喪失か!?」
ソリダス「いや、ただ邪魔になってはいけないからな、リキッド」
リキッド「何?・・・!」
リキッドが見たものは驚異的な身体能力を駆使してダンクシュートのように玉を入れているヴァンプとカゴは一切見ず黙々と玉を拾って投げているフォーチュンの姿だった。
リキッド「なっ!何だと!」
ソリダス「ふん・・・ヴァンプはその身体能力で確実に玉を入れ、フォーチュンはその奇跡的な運で適当に玉を投げ入れているのだ、リキッド」
リキッド「くそっ!ならばこっちも!フォックス!マンティス!」
狐・マン「わかった」
そう言ってフォックスはヴァンプのように玉を入れ、マンティスはサイコキネシスで玉を入れていった。
リキッド「ハァン!これで対等だ!」
メリル「まずいわね。オルガ!お願い!」
REX団とアーセナル団の様子を見てさすがのメリルも焦りを隠せなかった。
オルガ「わかったわ!」
そしてオルガも高く飛び玉を入れた。
スネーク「1個1個入れるんじゃなく5、6個固めて入れるんだ、そうすれば入る確率が上がる」
メリル「ありがとうスネーク」
そして・・・
ピーピーピーピーピー
制限時間の1分が経ち、メリルの時計のアラームが鳴った。
メリル「そこまで!」
メリルの声で皆投げるのを止めた。
メリル「それじゃあ結果発表よ」
スネーク、レイブン、ファットマンは棒を傾け、中の玉を数えた。
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