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私が携わったものの幾つかを紹介させて頂くと…
全焼し骨組みだけになった車内で、全身が黒く焼け焦げてお顔がわからない焼死体。
事故か自殺か、淀んだ川で水を吸ってパンパンに膨らみ、私が腕を掴むと皮膚がズルリと剥がれしまった溺死体。
部屋の外まで顔を歪めたくなるような悪臭が漂い、ウジがわきもはや原型が無くなるほど腐乱死体。
まだ首を吊って間もないようで、死後硬直のない温かな死体。
人それぞれの人生があるように、色々な「死」がありました。
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