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「ヨコセ、ソイツノレイリョク」
鬼は確実に俺を狙ってる。
今まで悪霊や妖怪といった類なら何度も退治してきた。
だけど、鬼なんて初めてで俺はどう対処すればいいのか分からない。
「下がっていろ。俺がやる」
蒼志が俺を庇うように前にでた。
俺も一応、いつでも攻撃できるように精神を集中させる。
しばらく蒼志と鬼との睨み合いが続いた。
「ヨコセ、ヨコセェェェ❗❗」
ついに痺れを切らした鬼が蒼志に襲い掛かった。
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