1172人が本棚に入れています
本棚に追加
「紅ー、学校遅れるわよー」
下から母さんの声が聞こえる。
時計を見るとまだ7時過ぎ。
いつも出る時間までまだ十分ある。
「まだ7時過ぎだけど?」
そう返すと、
「何言ってるの!今日は劇の練習やるから7時には出るって言ったじゃないの」
そうだった・・。
2日後に迫った文化祭でやる劇の練習を今日は朝からするんだっけ。
「あー、そうだった。いってきまーす」
俺は机の上に出されていたパンだけ食べて学校へ向かった。
最初のコメントを投稿しよう!