第1章

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「きっとその内思い出すさ」 「思い出したら成仏できる?」 「あぁ。俺、今日は急いでるんだ。じゃあな、ちぃ」 俺はちぃに手を振り、分かれた。 そしてまた学校へ向かって歩き出す。 「よぉ、紅」 「おはよ、紅くん」 学校について出迎えたのは、幼馴染の神崎 麗(かんざき れい)と親友の佐伯 海斗(さえき かいと)。 「おはよ。練習もう始まってる?」 時間に少し遅れたから、もう練習が始まってるんじゃないかと焦った。
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