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「…ふぇー…じゃ、和久井、告ったわけだ…」
不本意ながら結果そういうことになる。
無理やりに上がりこまれた芝田と町枝に、やはり無理やりに尋問された和久井。
もとから、こいつらのしつこさは尋常ではないことを知っている和久井は仕方なしに経緯を話した。
案外、真面目に2人は聞いてくれたのが意外だった。
「まぁ、よ!な、間違いだったって言やーいーじゃん?」
これでも慰めているつもりなのは芝田。
「あー、そうそう、寝ぼけてたとかね。不二子と間違って告ったとかね!!大丈夫いけるって!」
これも一応慰めているつもりの町枝。
端から二人の頭には、和久井の恋が叶うだなんてことがないようだ。
「そうそう、事故だった。気にしないでくれとか言えばOKっしょ!?」
何を言っても沈んだ空気が払拭されず、2人は次々と言葉を並べる。
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