和久井の恋

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昨晩…。 もともと、出合ったときから友達だなんて無理な話だったのだ。 わかっている。 ひとめぼれだったんだ。 素直に認めて独白した。 普通に考えたら男が男にだし。 まして、自分は好きになってほしいといえるような立派な人間でもない。 はじめから、一緒にいることすら不自然で。 明日から、ただ普通の日常に戻るだけのこと。 春先からこの夏の始まりまでが… 夢だったんだと 思う。 .
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