ハジの再就職

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そう誓いつつ、大樹にこれまでの話をした。 「………というわけなんだよ。」 「ならいい職場を紹介しますか?」 「何!?いいのかね!?ん?」 「はい。」 「で、どんな職業なのかな?」 「ちょうど尊秋多学院の教職のひとつが空いてまして 先生を探しているんですよ」 「私が教師かね?」 ハジはやや驚いて言った。 「ハジさんは知らないと思いますが、尊秋多学院には意外とUCAT関係者や帰化した人達が教師や生徒としているんですよ だから、ハジさんなら大丈夫かなと思いまして」 ハジは、ふむと言って腕を組み考えた。 命刻の希望通り職がつくことが出来て、学校で命刻の制服姿や水着姿などの写真が撮り放題で、命刻に寄ってくる虫を堂々追い払える。 「うん。一石三鳥だな」 「えっ、ハジさん何かいいましたか?」 「あ、いや、ぜひお願いしたい」 「分かりました。 私から校長に言っておきますから明日学校に来て下さい。 軽く面接ぐらいあると思いますが大丈夫だと思いますよ。」 「大樹君、本当にありがとう。」 「先生、そんに言われると照れてしまいますよ」 こうして、尊秋多学院に変態体育教師が生まれた。
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