長門有希の頼み

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「相談したいことがある」 長門が相談!? またハルヒ関係か? 「違う。個人的なこと」 俺はいつも長門に世話になっているからもちろん協力するぜ こうして、ハルヒを除くSOS団団員が席に座り長門の次の発言を待っていた。 「三日前から喜緑江美里から攻撃を受け睡眠時間が削られている。 そのため、私の機能が一部低下している。」 ガタッ それを聞く俺は勢いよく立ち上がっていた。 「え、あ、・・長門さんのお話が終わってないのにキョン君どこに行くんですか?」 慌てた様子で朝比奈さんが聞いてきた。 「喜緑さんがいる生徒会室です」 「少し落ち着いたらどうでしょう?いまのあなたは冷静ではありません」 「そんなのは百も承知だ。 だがな、長門を苦しめるヤツは許せないんだよ」 俺は珍しく怒気を孕んだ声で返した。 「あなたは彼女たちの戦い方をご存知ですね? その戦いと長門さんを見て気がつくことはありませか?」 俺は記憶から長門と朝倉が戦っている光景を引きずりだした。
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