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でも、重たい感じの女に、少し智は引いてた。
私)これからどうしたいの?
智)これ以上は踏み込みたくない。旦那さん、よく知ってるし。家庭がうまくいくように、一生懸命なの見てるし。
会話の詳しいやり取りは忘れた。
私は智に呆れたけど、みーチャンにも、腹が立った。
最初に聞いたとき、みーチャンの考えはだいたい想像ついてた。
でも、宗教やっている人は、時に、信じられないくらい、人を助けようとする。自分を捨てて。
その種の人間かも知れなかったら?
もし、そうだったら凄く失礼な考えだ。
また、逆にそう願っていた。
でも、私の感は当たってた。
嫌だ。
そういう女。
おばあわざわざ呼び出して、話し聞き出し。
いかにも宗教を言い訳に、夫婦の間に入り込み。
裏では、女全開で智に迫っている。苦しむ振りして。。。いや、確かに苦しんではいるのだろう。
恋に恋してる感じで自分に酔っている。
どんな人か智に聞いたら、「水前寺清子」に似ているって。
見た目も、中身も、そんな感じなんだって。
凄くサバサバしてるとか。
古すぎてピンとこない。
智、馬鹿だからわからないんだ。サバサバしてそうに見える人に限って、結構重いのにな。
そう思ったけどその時は言えなかった。
でも、やっぱり重たい女だったのだ。
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