第一章・消える銃弾

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キョロキョロと動くレンズのある携帯電話。 それを胸ポケットの前につけるように言われた。 マジックテープの付いたケースで制服の胸ポケットに装着した。 真ん中のレンズが前方を覗いている。 これは本当に目の役目をするらしい。 そしてもちろん、携帯の側面にあるマイクが耳の役目もする。 高性能な盗撮&盗聴器なのだ。 その他にもう一つ、もっと不思議なアイテムを渡された。 それは特殊な有機化合物で製造された武器で、ヌルヌルとした生き物みたいな拳銃だった。 感触も……まるでナメクジだ。
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