第一章

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失礼しました、と言い土方の部屋を出る 空からは何時の間にか雪が降っていた 庭に向け手を伸ばす 空から降ってきた氷の雫が沖田の掌に乗った 雪はまだ降らないと思っていたのになぁ 冷たい、と感じたのは一瞬で雪は溶け水へと変わった 廊下を歩く 廊下の冷たさが自身の足を伝い 寒いと感じさせる 沖田は 「山南さんっ!! 総司です、入っても宜しいでしょうか!?」 中に問いかけた すると中から「入っておいで」と声がかかり中へ入った  
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