第一章

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「たしか………」 顎に手を添えて考える山南 「……偽りと欺きだったな」 山南は答えた 沖田の行動に疑問を覚えたが自らの頭を稼働させ沖田の質問に答えた 「偽りと欺き………?」 この答えを受けて 沖田は何を思ったのか 「そうですか… 有難う御座いました」 笑って山南に礼を言い沖田は山南の部屋を出た 沖田は何か引っかかっていた 偽りと欺き、そして鬼橙 それが何を意味するのか しかし残念な事に沖田は頭脳派ではなかった いくら考えても分かりはせず 夜へと変わって 今日は過ぎ去ったのであった  
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