第一章

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「な…んだよ これは……………」 駆けつけた永倉は 死体を見て言葉を吐いた 肩から右に一斬りしてあり その上心の臓を突かれていた 余りにも残酷な殺し方 夥しい程の血はそこら中に散っており白い壁を赤く染めた まるで 咲き誇る赤い華のようだ 残虐そのものの殺し方なのだが散っている血が 不謹慎にも 美しく思えたのだった  
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