1⃣ 自称×『ACE』_1話_この物語の主人公を務めます

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ダムダムッ それまで周りを見ていた新川はゴールを見た 3年(スリーか!?) 3年生が気を取られた瞬間ノールックパスが左45°DFの裏に放たれた 伊東「ナイスパース!!」 伊東のマークである2年生が後ろから追う 右45°の3年生がヘルプに入る さすが先輩方、ヘルプが凄まじくはえーな 伊東はフリーになった1年生を視界の脇に捕らえながらストップ&ジャンプの構え キュッ さすがは3年、完全に伊東のシュートコースを潰すブロックへしっかり跳んでいた しかし伊東はシュートへいかずに右足を一歩前に踏み込んだ 3年の脇を抜き そして地面をけった ブワッ 伊東とゴールのあいだには既に障害はゼロだった、が後ろから追いかけて来た2年が後ろからブロックせんと手を延ばしている 甘いよ先輩 伊東はダブルクラッチでブロックをかわした 二年生「っ!?」 ガンッ しかし伊東のシュートは外れリングの真下にあたった 伊藤は新川と1年にニコッ 新川・1年「パスだせよ!!」 コート脇ベンチ… 監督「のぉ浅野や、伊東は最近ますます力をつけておるようじゃ」 キャプテン浅野「はい、しかしもう一皮むけません。今のプレイも決まっていればうちのエースとしてやっていけると思うのですが」 体育館の端っこのベンチに座る監督と、その脇に立つこのチームのキャプテン浅野は今の伊東達のプレイを見ていた 監督「ん近々試合を組んでみるか、スタメンとして起用してみよう。あやつの意識的な何かが代わるかもしれん」 キャプテン浅野「たしかに、技術的には問題ありませんから。あとはエースとしての自信と自覚をつけさせることが出来れば」 監督「…ところでの、新川のちびはどう見る?」 キャプテン浅野「新川ですか?…確かに視野の広さは認めますがそれだけです、水野の方がまだまだ上ですよ」 監督「やっぱり?」 キャプテン「監督、いい年なんだからお転婆キャラはやめて下さい」 監督「むっか〃」
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