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ダムダムッ
それまで周りを見ていた新川はゴールを見た
3年(スリーか!?)
3年生が気を取られた瞬間ノールックパスが左45°DFの裏に放たれた
伊東「ナイスパース!!」
伊東のマークである2年生が後ろから追う
右45°の3年生がヘルプに入る
さすが先輩方、ヘルプが凄まじくはえーな
伊東はフリーになった1年生を視界の脇に捕らえながらストップ&ジャンプの構え
キュッ
さすがは3年、完全に伊東のシュートコースを潰すブロックへしっかり跳んでいた
しかし伊東はシュートへいかずに右足を一歩前に踏み込んだ
3年の脇を抜き
そして地面をけった
ブワッ
伊東とゴールのあいだには既に障害はゼロだった、が後ろから追いかけて来た2年が後ろからブロックせんと手を延ばしている
甘いよ先輩
伊東はダブルクラッチでブロックをかわした
二年生「っ!?」
ガンッ
しかし伊東のシュートは外れリングの真下にあたった
伊藤は新川と1年にニコッ
新川・1年「パスだせよ!!」
コート脇ベンチ…
監督「のぉ浅野や、伊東は最近ますます力をつけておるようじゃ」
キャプテン浅野「はい、しかしもう一皮むけません。今のプレイも決まっていればうちのエースとしてやっていけると思うのですが」
体育館の端っこのベンチに座る監督と、その脇に立つこのチームのキャプテン浅野は今の伊東達のプレイを見ていた
監督「ん近々試合を組んでみるか、スタメンとして起用してみよう。あやつの意識的な何かが代わるかもしれん」
キャプテン浅野「たしかに、技術的には問題ありませんから。あとはエースとしての自信と自覚をつけさせることが出来れば」
監督「…ところでの、新川のちびはどう見る?」
キャプテン浅野「新川ですか?…確かに視野の広さは認めますがそれだけです、水野の方がまだまだ上ですよ」
監督「やっぱり?」
キャプテン「監督、いい年なんだからお転婆キャラはやめて下さい」
監督「むっか〃」
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