赤い実はじけた

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どこに向かっているか自分でも分からない程,がむしゃらに走り続け… 着いた所は屋上だった。 ハァ…ハァ… 息を整え自分を落ち着かせ様とした。 ッッ!!!!! 温かいものに包まれた。 潤…… 耳に潤の息がかかる。 潤「なんで何も言わないんだ…」 「…ゴメンなさい。」 潤「…俺が守ってやる!これからはずっと…。だから全部話せよ。」 【ポンッ!】 この悲しみと悔しさの中… 私の中で何かがはじけた… そう…赤い実が… はじけたの… 涙が溢れて止まらない… 潤…潤… そう言いながら涙が出なくなるまで泣いた。 潤「一緒に教室に戻ろ。」 「…うん。」
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