大切な友達

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それから私は毎朝,潤に「おはよう」と声をかけていた。 相変わらず返事はなく… それから1週間が過ぎた。 「潤!おはよう。」 潤「…おはよう。」 ッッ!!!!!! 「やっと声聞けた!」 思わず泣きそうになる位,嬉しくなった。 潤「お前,毎日,毎日しつこいんだよ。なれなれしく勝手に『潤』って…」 怖い顔して… 怒ってる? ………。 クスッ!! 笑ってしまった。 その瞬間! 潤の顔が笑顔に変わった。 ……ハハッ! 2人で笑った。 「どこに住んでるの?」 潤「夕陽ヶ丘」 「一緒だ!真実もだよ。」 潤「お前とは仲良くなれそう。」 「友達に…なってくれる?」 潤「なってやるよ!」 笑いながら偉そうに言った。 まぁいいか。 誰もまだ見た事ない笑顔,私に1番に見せてくれたから…
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