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隼人が、自分の腕時計で時間を確認し、帰る準備を始めた。
美羽も、焦って帰る準備を始めた。
校舎を出ると、辺りが真っ暗になっていた。
隼人「送ります。」
美羽「えっ!?」
隼人先輩に送ってもらえるなんて。
でも、隼人先輩は自転車通学のはず。もしかして、家遠いのかな??
美羽「もう遅いですし、気にしないで下さい。」
やっぱり悪いから、断ろう。
隼人「何かあったら、どうするつもりですか??」
何かあったら??
どうしよう……。
美羽「相手と、話し合います。」
隼人「話し合う??」
美羽「顔も可愛くないし、胸はないし。家は、貧乏だから身代金は出せませんよって言います!!」
だっ駄目だよね……。
隼人先輩に、呆れられちゃう。
そう思うと、何だか泣きたい気分になってしまった。
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