大好きな先輩~美羽~

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部長の隼人先輩に挨拶をって思っただけで、緊張してきた。 でも、一歩ずつ近寄るだけで幸せ気分。 美羽「西園寺先輩、遅くなってごめんなさい。」 美羽の声で、隼人は本から目線を外し、美羽を見た。 隼人「橘さんが遅れるなんて珍しいから、お休みかと思いました。」 美羽「八神先生に、職員室へ来る様に言われてて……。 本当は、もっと早く来たい気持ちだったんですよ。」 八神に呼ばれたせいでって怒りたかったのに。 隼人先輩に会ったら、ほよよ~んって気持ちになってどうでも良くなっちゃった。 隼人先輩パワー恐るべし!! 隼人「今日は、フリーTimeで自分が好きな本を読もうって事になりましたから。 橘さんも、お好きな本を読んで楽しんで下さい。」 優しく微笑む顔。 この表情が一番好き。 そう思いつつ、本を探しに向かった。
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