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その一週間後は肩。
その次は二の腕。
次は背中、腰、鎖骨、胸、足、太もも・・・。
半年経って、ランちゃんはとうとうこう告白したよ。
「先輩の顔も好きです!」
後残るは、俺の大事な股間だけなんだけど、こちらはまだ告白されてない。
つか、俺自身を好きとは言われてねえ。
トホホ。
まだ好きじゃないのか。
ある日、俺はランちゃんにきいてみたんだ。
なんでこんな告白をしたのかって。
んで、俺と付き合ってもらえないかって、あらためて告白したわけよ。
「私、先輩にヒトメボレしたんです。でも、見た目が良くても、性格がアレじゃ困るでしょ?泣くのは女の子だけだし。だから、ああやって、先輩に近付いたんです。手は出されないはずだし、お喋りはいっぱい出来るし。作戦成功、ですよね!」
ランちゃんは思いっきり笑顔。
眩しいのは夕日かな。
「・・・でも、私、けっこう耳フェチでもあるんですよ。」
そう言うと、ランちゃんは軽くつま先立ち、俺の肩に手をかけ勢いをつけると・・・。
「ペロっ!」
「うわあのりぁああああうおおおおおお!!」
「先輩カワイイ!大好きです!!!」
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