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と、そんな彼に対してモンスターが一斉に口を開いた。
そして―
「むっ!?」
鋭い白い糸の様な物を吐き出したのだった!
「ちっ!」
男はとっさに後方に下がり、更に近くにあった木の幹を蹴ったかと思うと気の枝に飛び乗った。
そして、それは先程まで男がいた場所がイモムシの白い糸によって囲まれるのとほぼ同時であった。
「直接攻撃じゃ敵わないから繭に閉じ込めて捕獲とは考えるじゃねーか」
男は群れをなし、更に自分という脅威に対し頭脳で挑んできたモンスターに少し肝を冷やした。
「だが…やはり何かがおかしいな」
男は同時に疑問も持っていた。
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