第五章 森での死闘

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そもそも彼がここに来た理由は些細な事であった。 彼―フェラルはセリカが到着するよりもかなり早く街についてしまった。 まぁこれは彼の性格が人を待たせる事が嫌いなとこに起因するんだが… そして、時間潰しに色々な所で話をきいていると、一つの事件が浮かび上がったのだった。 それは最近北の森のモンスターがやけに活性化して、森に入った村人を襲い始めているというものであった。 そこでフェラルは時間潰しもかねてここに来たのだったが… 「まさかここまでとはな」 既に森は並の兵士でも危険なエリアと変わり果てていたのだった。 「しかも奴らやたら知恵がまわり過ぎる」 そうこれが今回フェラルを苦しめる最大の要因であった。
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