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「成程な…セリカが脅威と感じるわけだ」
その様子を同じく地面に降り立ったフェラルは冷静に見ていた。
フェラルは既にこのビショップが、その様相からしてセリカから連絡を受けたナイトと名乗った男の一味である事を確信していた。
だからこそ、敵の実力をはかるため、情報を引きだすため、そして何より目の前の悪を野放しにしないために戦う事を選んだのだった。
「キョッキョッ…まさか、こんな所で強敵と出会うとはな…まぁいい。これもあの方のため…邪魔者は減らすに限るでしょう」
どうやらビショップも戦闘モードに切り替えたようだ。
一気に殺意がフェラルに向けられた。
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