第四章 剣聖までの道のり

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「RPG?何それ?」 セリカさんはききなれない言葉だったのか、俺に質問してきた。 「あぁ俺達のいた世界の言葉でロールプレイングゲームの略なんですけどね。今みたいな旅をゲームとして体験出来るんですよ」 「ふーん…で、こんな場合それだときちんとイベントが起きたりするの?」 「まぁ基本的には何かアクション起こしたりしたら起こりますけどねぇ…」 何故か俺も現実離れした事を言い出した。 「へぇ便利ね」 「あの~…」 そこへ控え目に加菜恵が話に入ってきた。 「フェラルさんここから北にある森にいるそうですよ?」 「へっ?」 「えっ!?」 どうやら俺達があほなやりとりをしている間に加菜恵は聞き込みを続けていたようで、あっさりとイベントは起こったのだった。
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