悪夢

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あれから俺は2人を避けるようになった。 拓巳:おい、桐斗!! いきなり背後から拓巳に肩を掴まれた。 拓巳:お前なんで悠希や僕を避けている? 桐斗:なんの話だ? 避けてる訳ないだろ!? 拓巳:ほんとだな? 桐斗:当たり前だ。 俺は一生懸命笑ってごまかしていた。 拓巳:悠希、出ておいで。 隠れていた悠希がソッと顔を出した。 俺は感情を抑えるのに必死だった。 悠希:桐斗… 俺を上辺使いに見上げて悠希が呟いたが俺はぷいと横を向いた。 悠希:何か怒ってる…? 桐斗:いや… 俺の傍に駆け寄って抱き付く悠希 悠希:………桐斗… 甘えてくる可愛い悠希。 だがいつも通りには抱き締める事が出来なかったうえに突き放してしまった。 拓巳:悠希!! 拓巳は慌てて悠希に駆け寄った。 悠希:…桐斗…? 悠希は涙をいっぱい貯めた瞳で俺を見上げた。 拓巳:桐斗、何するんだ!! 桐斗:すっすまない… 悠希は少し怒った顔をして拓巳に手を借りて立ち上がり 悠希:もういいよ。 俺に背を向けて拓巳と腕を組んで歩き出した。 その後ろ姿を何も言わずに見送った。
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