10人が本棚に入れています
本棚に追加
其れから
私は寝てしまったようで
翌日
千紗都に起こされました。
千紗都には、いつもの好奇心は無く
廊下で寝ていた私も
特に物を言われる事は有りませんでした。
朝食の時
昨晩の事を思い出して居ました。
首が堕ちた彼女は何者だったのでしょうか?
祖母の言っていた『鬼』とは
彼女の事だったのでしょうか?
私は頭の中を乱したまま
祖母の火葬をすまし
母に連れられ家へ帰りました。
父は結局来ませんでした。
仕事の間柄仕方なかったのでしょう
私が祖母の家から帰る時
千紗都が一度だけ
私の名を呼びました―…
最初のコメントを投稿しよう!