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・・と、
私は駿府の帰路の途中に
考えていた。
何せ、あれからというもの
あの長島の焼き討ちの光景、
人々の悲鳴や恨みの声、
そして匂いまでも
鮮明に夢に出てくる。
そう、
悪夢にうなされる日々が
続いていたのだ。
そりゃあ、考えたくもなる。
とりあえず、早く
駿府に帰って
茶でもすすって、蹴鞠をして
のほほんとしたい所だが、
どうせまた すぐに
信長の召集がかかるに
違いない・・
信長も少しは休めばいいのに
アイツは休むということを
知らない。
常にアクティブである。
いつか、過労死すること
間違いない。
あ、いや・・
信長は本能寺で
殺されるんだっけ・・
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