第八十章 我が道

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遠江に入領し、 数時間ほど 経っただろうか・・ 私の目の前へと 黒い影が颯爽と 飛び込んでくる。 曲者か!? ・・と、一瞬思い 私の周囲は何やってんだ! と、心中にて叫んだが その影に対して さえだけが反応し、 小さな刀を脇から抜き その影に向かい 突きつけていた・・ そして、さえは 突きつけた小刀を 仕舞い込みながら その飛び込んできた影に こう口を開いた。 さえ「アカベか・・」 そう、私へと 飛び込んできた黒い影、 それは アカベのようだった・・
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