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よく、江戸を舞台とした
時代劇などで
剣客やらお尋ね者、
または忍者、落ち武者などが
虚無僧姿に扮装するシーンが
よく見られるが、
この時代の街道でも
中身が誰だか分からない
虚無僧が
溢れんばかりにいた。
たぶん、
その中の4割くらいは
本当の虚無僧なのだが
あとの6割は
どこの馬の骨ともわからん
怪しい奴である。
虚無僧にも2種類あって
普通の編笠を被ってる奴と
深編笠を
被っている奴がいる。
怪しいのは
深編笠を被っている奴だ。
何せ、顔が見えない・・
しかも、この虚無僧
僧のくせに帯刀している。
本当の普化宗の虚無僧も
帯刀しているのである。
これがまた変装するのには
うってつけだった・・
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