第八十一章 駿府への帰還

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数日後、私たちは 久々に駿府へと 足を踏み入れる。 ああ、この空気・・ この駿府だけは、 何故だか 別世界のようである。 なんか、 ノンビリとしている。 そりゃあ、この時代だけに 農民たちも苦しいが 他の領地に比べると 笑顔が多い気がする。 まあ、あくまで 私の偏見であるが・・ こんな平和な駿府に 上杉謙信など 入れさせるものか・・! 私たちに笑顔で手を降る 子供たちに 手を振り返しながら そう、心に言い聞かせたので あった・・
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