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氏真「おお、由美か!
久しぶりじゃのぅ!
ささ、こちらへ来て
茶でも・・」
氏真は私の顔を見るなり
大きく目を見開いて
こう言う。
まったく、
何を言っているんだと・・
相変わらず、
危機感の無い奴め・・
肝が据わっているのではなく
単に、
危機感が無いだけである。
こちらに
情報が回ってきたのなら
もう駿府にも
上杉の軍事行動予兆の
知らせは
来ているはずなのだが・・
私は頭を下げると
少し、怒りを抑えながら
こう言った。
「越後の上杉が、
甲斐へ下るという報を受け
駆けつけましたが・・」
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